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肩こり・腰痛が解消-健康と鍼治療-

パソコン病による肩こり・腰痛・目の疲れがひどくなった筆者が鍼治療によって治った経緯と東洋医学治療についてお知らせします。

   
カテゴリー「鍼治療と東洋医学」の記事一覧

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原因不明の身体の不調=不定愁訴

ストレス社会の現代。
特に30代以降の方は、身体のどこかに不調を抱えているのではないでしょうか。
 
頭が痛い・眠れない・食欲がない・胃もたれ、症状は様々で、暮らしていけない・仕事ができない程ではなくても、これらの症状が続くと集中できない・疲れやすい・だるいなどと徐々に生活に支障をきたすことになります。
 
しかし。これらの症状で病院に行っても、血液検査・血圧・レントゲンでは明確な症状がでず、不定愁訴と診断されてしまいます。
 
ストレス・気のせい・仕事の疲れなどが原因と診断されて、具体的な症状の薬を渡されて(胃であれば胃薬)様子を見ましょうという結果に終わります。
自律神経失調症と診断されることもありますが、なかなか治らないのが現代医学の悩みです。
 
悪いときには、微熱が続く・めまいなどが生じて、慢性疲労症候群やうつ病などに発展してしまう場合があります。
 
この不定愁訴は、身体のSOSです。
 
ストレスや同じ姿勢を続けることによる筋肉や腱の疲労などにより身体がSOSを伝えてくれているのです。
これ以上、無理をするとあなたの身体は、ダメになりますよということを教えてくれていると思ってください。
 
同時に、他の人もつらいのに、私だけがつらいと言っていてはいけない。
頑張らなければ・・・と身体に鞭を打つのが一番いけません。
 
まずは、身体に無理をかけているから、何か問題が起きているということを認めてあげてください。
そして、心身の力を抜きましょう。
もし、自分が、100%の力を出しているなら10%だけペースダウンしましょう。
 
できれば、自然溢れる野山や温泉などでのんびりしてください。
2泊か3泊して自然と土地に触れてみましょう。
 
それで症状が改善すれば一番です。
身体が無理をしていることを認めるだけで、かなり違ってくると思います。
 
それでも治らない場合は、一度、お近くの鍼灸院に行ってみてください。
具体的な身体の異常、胃潰瘍・心臓や肺の問題は、内科や外科に行くのが良いのですが、身体の漠然とした不調や疲労は、東洋医学系の鍼灸の方が治ります。
 
昔の日本人は、身体が疲れると温泉や鍼灸で治してきました。
現代人も昔に習って、身体が訴える不調を無視せず、大切に労わりましょう。

人間以外に鍼を打つことはあるのか?

競走馬(サラブレッド)では、古くより笹針という人間の鍼や刺絡に近い疲労回復方法があります。

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競馬で走ることはサラブレッドといえども大きな負担で、疲労がたまると骨折や体調不良を引き起こすために、体調管理については、人間以上に大切に扱われていたかもしれません。
何億円~何十億円の競走馬もいますので。
 
サラブレッドは、レースを何度か走ると疲れからか筋肉が固まり(コズミ)、血液の循環が悪くなります。
そこで、笹針という特殊な針を馬の身体に刺して刺激を与えるとともに悪い血を出して疲労回復を行う治療が
行われていました。
 
JRA(日本中央競馬会による説明)
血液の循環が悪くなり、鬱血(うっけつ)状態を起こすと、全身コズミや跛行を呈することがある。
このような時肩、腰等部分的にあるいは全身的に針を刺し、鬱血をとる。これを乱刺手術(ササバリ)という。
乱刺手術に使用する特殊な針が笹の形に似ているところから笹針と呼ばれるのである。 


最近では、ペットに対して鍼治療を行う獣医さんが出てきているようです。
日本動物鍼灸治療研究会
 

鍼治療がなぜ効くのか(効果があるのか)、その理由

鍼治療ってなぜ効くのか不思議ですよね。

東洋医学的には鍼灸師は鍼を持った気功師といい、経絡(気や血の流れ)を流れる気に働きかけ、気を使って効果を発揮させるといいます。
つまり、誰が鍼を刺しても同じ効果を発揮するわけではなく、使い手の技量や癒し手としての能力に左右されるということになります。

鍼灸師は鍼を使って自身の気を患者に送り込んで病や痛みを取り除くのです。

そのため、痛い個所やつらい個所に直接的に鍼を打つのではなく、時には症状が出ていない個所に鍼を打つことで病根を取り除くことがあります。

【日本の鍼は細く、痛みがないように鍼管という管をかぶせます】
鍼は痛くない?
写真をクリックすると拡大しますので、その細さを見てください。さらにオレンジの管が鍼管でこれを被せることで刺す時の痛みが無くなります。この鍼管は日本で発明されたとのこと。
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科学的な効果については、各地で研究が進められているようで、日本鍼灸師会によると下記のように考えられているとのことです。


鍼灸の効果の研究は、各地にある研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学などで意欲的に進められております。
総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、
ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。

また、古来より認められている鎮痛効果の解明も次ぎのような諸説があります。

◆ゲートコントロール…針刺激が脊髄において痛みを抑制する。

◆エンドルフィン…針刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。

◆末梢神経の遮断効果…針刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。

◆経穴(ツボ)の針刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。

◆血液循環の改善…筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする。




東洋医学は科学的に証明されていないことも多く「なぜ」という点では疑問が残ります。
しかし、効果については患者自身の個人差・治療者による個人差があるとはいえ、大きな効果があると思います。

【鍼治療とインナーマッスルマッサージ】
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私の場合、肩こり・腰痛といったメインの症状はもちろんその他の症状も治り鍼治療の効果に驚いたのが当ブログを始めたきっかけです。

鍼灸師の資格について

鍼師と灸師は国家資格として別々の資格です。
ただ、試験科目の9割は共通しており実技試験がないためほとんどの人は療法の資格を取得します。
受験資格は鍼灸専門学校を三年間学んで卒業すると得られます。

実技試験がない理由は、鍼灸学校での授業に任せているとのことですので、学校により内容が異なります。

【国家試験の種類と資格】
◆鍼灸専門学校⇒鍼師国家試験・灸師国家試験⇒鍼灸院の開業
(漢方薬の処方不可)
◆大学薬学部⇒薬剤師国家試験⇒漢方薬局・薬局
(漢方薬の知識がなくてもできる)
◆大学医学部⇒医師国家試験⇒病院
(鍼灸を使う治療も可能)

【国家資格の不可思議な点】
国家資格は以上のようになっているため、元々の中国医学の考えでは鍼灸と漢方はセットなのに今の日本では分かれてしまっており、そのため漢方の知識のない鍼灸やその逆も存在します。両方併用する事が難しくなっています。

また、医師であれば鍼灸治療可能!もちろん実技能力がないまま鍼灸を行う医者はいませんが医学側から見た鍼灸の地位が見えてきます。
鍼灸の効果は実際に受けた方が効くと話しているにも関わらず広まりきらないのは、医学側からの圧力の可能性があります。

欧米では、薬価に対して安価な鍼灸は日本以上に活用されており、予防医学の分野では効果研究も進んでいる現状があります。
科学的検証がはっきりしていないが効果があるということが医師会側が恐れるところ。


厚生労働省は次のような理由で鍼灸保険の同意書撤廃を「困難」としています。
・鍼灸の対象疾患は外傷性の疾患ではなく発生原因が不明確
・鍼灸治療は"治療と疲労回復等"との境界が明確でない
・鍼灸治療は施術の手段・方式が明確でない
・鍼灸治療は成績判定基準が明確でなく客観的な治療効果の判定が困難

★鍼灸の場合、治療効果がはっきりしないという点が一番の理由ですが、効かないものであれば何千年も受け継がれるわけがなく、現在においても街には鍼灸院が多数あり、通っているお客様がいるという事実があります。効かなければ誰も通わずに全部なくなってしまうでしょう。

どこの鍼灸院に通っても同じ効果や治療が受けられる訳ではないという点を理解して活用するに値する治療法です。
私は、
パソコン病やVDT症候群から鍼での治療を受けましたが、鍼で治せる病気はたくさんあります。

・鍼治療で治る病気

鍼灸治療と健康保険の適用について

鍼灸で健康保険を受けられる病気は以下の症状です。

1.神経痛…例えば坐骨神経痛など。
2.リウマチ…急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの。
3.腰痛症 …慢性の腰痛、ギックリ腰など。
4.五十肩…肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
5.頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
6.頚椎捻挫後遺症…頚の外傷、むちうち症など。

出典:
公益社団法人日本鍼灸師会
手続き方法も上記サイトに掲載されています。

ただし、以下も条件となります。
・鍼灸治療が必要との医師の承認(同意書)が必要
・同じ疾患で病院での治療を受けていない
(病院からの保険申請と鍼灸院からの保険申請の二重申請となり却下される)

という条件があることに加えて、鍼灸治療院が健康保険で治療を行った際に支払われる金額が低く、
健康保険治療では満足な治療が行えない場合もあります。
そのため、保険を使って治療をしている鍼灸院は少ないのが現状です。

◆費用を抑えて治療を行いたい方は健康保険が利用できる鍼灸院
◆治療優先で多少費用がかかってもしっかりと治したい方は自費治療。
鍼治療の料金目安

【なぜ、鍼灸治療が病院と平等に扱われないのか】
病院で治らない場合に仕方なく鍼灸院というのが健康保険的な考え方です。
これは明治維新&太平洋戦争という二回に渡る西洋礼賛の流れに影響があります。
日本の鍼灸治療は明治維新後に後退し、西洋医学優先で医学を進めたことから、東洋医学より西洋医学を優先した政策がとられています。

直接的な外科手術により急性症状を解決する西洋医学に対して、慢性症状が得意な東洋医学という使い分けを行わずに、西洋化した医学には、ちょんまげ・帯刀を捨てて洋服化した明治維新の姿が思い浮かびます。

中国はもちろん米国の方が鍼治療に関しての理解があると鍼灸師から聞きましたが、
鍼治療で治る病気がたくさんありWHOも認めていることから、もっともっと活用していった方がいいと思います。


 

 

 


 

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Rainbowtrout
性別:
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